マンガで分かる Java入門講座

第9章 クラスとオブジェクト2
9-9. 継承6 多重継承とインターフェース

Javaで多重継承をおこなう仕組みである「インターフェース」について説明します。

● 多重継承

 複数の親を継承することを「多重継承」と呼びます。Javaでは多重継承は禁止されており、必ず1つの親からしか継承できません。


● インターフェース

 「インターフェース」は、Javaで疑似的に多重継承を実現する仕組みです。インターフェースは、定数と抽象メソッドだけで構成された特別なクラスです。

 インターフェースのフィールドには、public、static、finalの3種類のみが許されています。また、修飾子なしも可能です。ただし、finalを書かないでも、自動で定数と見なされます。

 インターフェースのメソッドには、public、abstructの2種類のみが許されています。また、修飾子なしも可能です。ただし、publicを書かないでも、自動でpublicと見なされます。


● インターフェースの実例

 インターフェースの実例を示します。インターフェースは、classの代わりに「interface」と書きます。

ソースコード)インターフェースの実例
package sample;

public interface Interface1 {
    public final int N = 1;

    abstract public int getN1();
}

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/06/04  更新:2015/08/09  [Permalink]