マンガで分かる Java入門講座

第2章 アプリの作成
2-2. プログラムの実行

Eclipseでのプログラムの作成と実行方法を解説します。

● プログラムを書き込むファイルを作る

 プログラムを書き込むファイルを作成します。以下の手順を行います。

手順)プログラムを書き込むファイルを作る
  1. Eclipseのプロジェクトを展開して「src」フォルダを右クリック。
  2. メニューから[新規][クラス]を選択する。
  3. 「新規Javaクラスダイアログ」が開く。
    • [パッケージ名]を入力する(小文字で入力。たとえば「sample」にする)。
    • [クラス名]を入力する(大文字で始める。たとえば「Hello」にする)。
    • [public static void main(String[] args)]にチェックを入れる。
  4. [完了]ボタンを押す。

 Javaでは、パッケージ名は小文字から書き始めます。また、クラス名は大文字から書き始めます。


● プログラムを書き込む

 「Hello World!」と出力するプログラムを書きます。先ほど作成したファイルに、一行追加します。

ソースコード)src/sample/Hello.java
package sample;

public class Hello {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello World!");
    }
}

● アプリケーションを実行する

 プロジェクト内にプログラム用のファイルを作成した後は、アプリケーションを実行します。

 アプリケーションは、実行環境を作ることで実行できます。以下、その手順を示します。

手順)実行環境の作り方
  1. Eclipseのメニューの[実行]から[実行構成]を選択。
  2. 「実行構成」ダイアログが開く。
    1. [Javaアプリケーション]を右クリックして、メニューから[新規]を選ぶ。
    2. [プロジェクト]の[参照]ボタンを押し、実行したいプロジェクトを選ぶ。
    3. [名前]に「Hello」と入力する。
    4. [実行]ボタンを押す。

 また、一度作った実行環境は、簡単に呼び出して実行できます。

手順)2回目以降の実行方法
  1. ツールバーの[実行]ボタンのプルダウンメニューを表示する。
  2. 作成した実行構成を選択する。

 また、プロジェクトのソース(mainメソッドのあるファイル)を開いている時に、ツールバーの[実行]ボタンを押すと、自動で実行構成が作成されて実行されます。覚えておくと便利です。


この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/10  更新:2015/08/08  [Permalink]