マンガで分かる Java入門講座

第5章 様々な処理
5-1. 条件分岐 if文

プログラムの自動処理の仕組みでも特に重要な「if文」による条件分岐を紹介します。

● 条件分岐とは

 プログラムでは、値の内容によって、処理の内容を変えることで、複雑な計算や処理を行います。こういった仕組みのことを、条件で分岐するということで「条件分岐」と呼びます。


● if

 プログラムでは、条件分岐を「if文」という書き方で実現します。if文は「if (条件) {処理}」と書き、条件がtrue(真)の場合に処理を行います。

ソースコード)if文の例 1
int price = 2000;
double discount = 0;

if (price >= 1000) {
    discount = 0.2;
}

price = (int)(price * (1.0 - discount));

System.out.println("price " + price);  // 「price 1600」と出力

ソースコード)if文の例 2
int price = 100;
double discount = 0;

if (price >= 1000) {
    discount = 0.2;
}

price = (int)(price * (1.0 - discount));

System.out.println("price " + price);  // 「price 100」と出力

図)if文の処理の分岐
 │
 │
┏┷━━━━━━━━┓
┃if (price >= 1000)┃{
┗┯┯━━━━━━━┛
 ││ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 │└→┃「if(true)」なら「{ }」内を処理 ┃
 │  ┗━━┯━━━━━━━━━━━━━┛
 │     ↓
 │  ┏「{ }」内 ━━━┓
 │  ┃discount = 0.2; ┃
 │  ┗━━┯━━━━━┛
 │     ↓
 │  ┏━━━━━━━━━━━━━┓
 │  ┃終わったら「{ }」を抜ける ┃
 │  ┗━━┯━━━━━━━━━━┛
 │     │
 ↓     └──────────┐
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓│
┃「if(false)」なら「{ }」内を無視┃│
┗┯━━━━━━━━━━━━━━━┛│
 │}                │
 ├────────────────┘
 │
 ↓

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/22  更新:2015/08/08  [Permalink]