マンガで分かる Java入門講座

第5章 様々な処理
5-8. ループ処理5 無限ループ

繰り返し処理を、意図せず無限に行ってしまう「無限ループ」について紹介します。

● 無限ループ

 「無限ループ」は、意図せず終了せずに延々と処理が続くループ処理のことです。無限ループは、継続条件を間違ってしまい、終了する条件が起きないような時に発生します。

ソースコード)i >= 0 がtrueのままなので無限ループ
for (int i = 0; i >= 0; i ++) {
    // ループされる処理
    System.out.println(i);
}

 上記コードでは、変数iの値が0、1、2…と増えていきます。そして継続条件が、変数iの値が0以上です。そのため、延々と処理が続くことになってしまいます。

※ 厳密にいうと、上記は「無限」ループではありません。変数iは、int型の変数なので、2147483647に1を足すと-2147483648になります。そうなると、変数iの値は0以上ではなくなるのでループ処理は終了します。

 しかし、上記の処理は、2147483647まで足すことは全く想定していません。そのため、こういったループ処理も無限ループと一般的に呼びます。


この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/23  更新:2015/08/09  [Permalink]