マンガで分かる Java入門講座

第5章 様々な処理
5-3D. [コラム] switch文

条件分岐のもう1つの方法である「switch文」について紹介します。

● switch文

 条件分岐を行うには、if文以外にも「switch文」というものがあります。

 if文は、条件に一致した処理を行うための構文です。switch文は、値に対応した処理を行うための構文になります。

 以下、実例を示します。

ソースコード)switch文
int i = 1;
switch (i) {
    case 0:
        // iが0の場合の処理
        System.out.println("This is 0");
        break;  // switch文を抜ける
    case 1:
        // iが1の場合の処理
        System.out.println("This is 1");
        break;  // switch文を抜ける
    default:
        // どのcaseにも一致しない場合の処理
        System.out.println("This is other");
        break;  // switch文を抜ける
}

● breakの仕組み

 switch文では、値に対応した「case」や「default」の場所に処理が飛びます。そして「break」の場所に来るか、switch文の末尾に来ると、「{ }」から処理を抜けます。

 そのため、breakを書かないことによって、複数の値の処理をまとめて書くことができます。以下、その例を示します。

ソースコード)breakによる処理の終了
int i = 1;
switch (i) {
    case 0:
    case 1:
    case 2:
        // iが0、1、2の場合の処理
        System.out.println("This is 0, 1, 2");
        break;  // breakなのでswitch文を抜ける
    default:
        // どのcaseにも一致しない場合の処理
        System.out.println("This is other");
        // 末尾なのでswitch文を抜ける
}

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/22  更新:2015/08/09  [Permalink]