マンガで分かる Java入門講座

第3章 プログラミングの基本
3-2. コメント

プログラム中に埋め込む、プログラムとして利用されない文字領域について紹介します。

● コメントとは

 プログラムはテキストファイルに書きます。そしてJavaコンパイラは、このテキストファイルを読み取り、Java用の中間ファイルを作ります。しかし、Javaコンパイラは、全ての文字をプログラムと見なすわけではありません。プログラム中には、コンパイラが無視する文字も書き込めます。

 この、プログラム中で使われない文字を「コメント」と呼びます。

 また。コメントが書かれた部分を「コメント領域」などと呼びます。そして、プログラムの一部をコメント化することを「コメントアウト」と呼びます。


● コメントの活用

 ソースコードは、そのままでは読み難いです。そのためコメントを付けて分かりやすくします。また、後で見直した時に必要な情報を書いておきます。


● コメントの書き方1 「//」

 コメントを書くには、2つの方法があります。1つ目の方法は「//」と書く方法です。この場合、その行の「//」の右側が全てコメントとみなされます

ソースコード)1行目のno2以降は処理されない、2行目のno6以降も処理されない
no1 = 1 + 2; // no2 = 3 - 4; no3 = 5 + 6;
no4 = 1 + 2; no5 = 3 - 4; // no6 = 5 + 6;

● コメントの書き方2 「/*~*/」

 コメントを書く2つ目の方法は「/*」「*/」と書く方法です。この場合、記号の間が全てコメントとみなされます。この領域は、複数行にわたっても構いません。

ソースコード)「no2 = 3 - 4;」の部分は無視される
no1 = 1 + 2; /*no2 = 3 - 4;*/ no3 = 5 + 6;

ソースコード)no2から、no6の手前までが無視される
no1 = 1 + 2; /* no2 = 3 - 4; no3 = 5 + 6;
no4 = 1 + 2; no5 = 3 - 4; */ no6 = 5 + 6;

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/18  更新:2015/08/08  [Permalink]