Javaの仮想マシンには、起動オプションを設定することができます。このオプションの指定は、実行可能JARファイルでは以下のようにします。
「-XXX」のように書かれている部分が起動オプションです。注意するべき点としては、JARファイルを指定する「-jar ファイル名」を最後に書くことです。
また、この起動オプションはEclipseでの実行時にも指定できます。この場合は「-jar ファイル名」は必要ありません。
起動オプションのリストは、以下のドキュメントにまとまっています。
起動オプションの中でもよく使うものに、「メモリ割り当ての初期サイズと最大サイズの指定」があります。
この値を大きく取ることで、メモリを多く利用できるようになり、巨大なアプリケーションでも、メモリ不足に陥ることなく実行できるようになります。
-Xms 1MBより大きい1024の倍数 使用例) -Xms6291456 -Xms6144k ……KB指定 -Xms6m ……MB指定
-Xmx 2MBより大きい1024の倍数 使用例) -Xmx83886080 -Xmx81920k ……KB指定 -Xmx80m ……MB指定
java -Xms50m -Xmx50m -jar gui.jar
この初期サイズと最大サイズは、同じ値を指定して使うことが多いです。そうすることで、必要なメモリを最初から確保して、無駄なメモリ確保処理なしでアプリケーションを実行させることができます。