マンガで分かる Java入門講座

第5章 様々な処理
5-3C. [コラム] 条件演算子

条件分岐の構文を使わずに、計算式として条件による違いを実現する「条件演算子」を紹介します。

● 条件演算子

 if文が、条件に応じて処理を変えるように、条件に応じて取得する値を変える演算子が存在します。そういった演算子を「条件演算子」と言います。

 条件演算子は「? :」です。「条件 ? trueの場合の値 : falseの場合の値」として利用します。条件演算子は、「条件」「trueの場合の値」「falseの場合の値」と3つの値を取るので「三項演算子」とも呼びます。

 以下、条件演算子を使った処理の例です。

ソースコード)条件演算子
int price = 100;
double discount = price >= 1000 ? 0.2 : 0;

System.out.println(discount);  // 「0.0」と出力

 処理内に演算子が多くある場合は、ソースコードが見辛くなります。そういった場合には、括弧を使って処理の流れを分かりやすくするとよいです。

ソースコード)括弧を使って処理の流れを分かりやすく
int price = 100;
double discount = (price >= 1000) ? 0.2 : 0;

System.out.println(discount);  // 「0.0」と出力

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/22  更新:2015/08/09  [Permalink]