ゲームとは何かという問いに対する答えは、人によって色々と違うと思います。
ここでの解説は、私が考えるゲームの定義です。当然、その範疇に入らないでも、ゲームとして成立しているものもあります。ゲームとは固定的なものではなく、その裾野を広げていくものですので。
往々にしてあるのは、ゲームを開発したことがないのに、いきなり市販のリッチなゲームと同じものを作ろうとすることです。
よほどの天才でない限り、ほぼ失敗します。
まずは簡単なものから作り、その「完成させた」という経験を元に、さらに複雑なものを目指すべきです。
「完成させた」という経験は、何よりも得がたいもので、それがあるかどうかで、物を作るという活動は大きく違ってきます。
開発をしようとしている人が、何の能力を持っているかで、難易度は大きく違います。
プログラミング能力はあるけど、絵や文章の能力がない場合。絵は描けるけど、プログラミングの能力はない場合。文章は書けるけど、その他の能力がない場合。そうした条件によって、作れるものは大きく変わってきます。
プログラミング能力がある程度ある場合は、パズルゲームや、シューティングゲームを作るのがよいと思います。
文章や絵の能力がある場合は、ノベル系ゲームがよいと思います。その際は、既存のノベルゲームのシステムを、そのまま利用して、自分でプログラムを書かないようにするのがよいです。
簡単そうに見えるアクション系ゲームは、実際に作るとなると、かなり難易度が高いです。また、RPGもツクール系を使わずに、一から作ろうとすると、難易度がかなり高いです。
あと、ガチのゲーム開発サークルに来て「これはツクールで作ったんですか?」と聞いてくる人は、何も分かってない人なので、顔を洗って出直して来いと思います。