Javaでは様々な種類の値を扱います。そして変数は、作成時に特定の種類の値を入れることをあらかじめ宣言しておきます。この値の種類のことを「型」と呼びます。
なぜそういったことをするのかと言うと、Javaでは各種計算や処理を行う際は、特定の種類の値を利用することが決められているからです。間違った種類の値を利用すると、予期せぬ動作をしてしまいます。
そのためあらかじめ、変数に収める値の種類を決めておき、実際にプログラムを実行する前にエラーを確認できるようにしているのです。
Javaでは変数を初期化する際に、「変数の型 変数の名前」と書いて、その変数の中に何を入れるのかを記します。
またJavaでは、変数は小文字から書き始めます。
変数の型 変数の名前; あるいは 変数の型 変数の名前 = 値;
「int型」は、整数を扱う型です。整数は「…3、2、1、0、-1、-2、-3…」といった少数点が付かない数字のことです。
int型は、Javaで最もよく使う基本的な数値変数です。
int型を使い、変数を初期化して利用する様子を示します。
int price = 100; // 100円 int discount = 3; int result = price - (price * discount / 10); // 結果 System.out.println(price); // 「100」と出力
int result; // 値は後で入れてもよい int price, discount; // カンマで複数書いてもよい price = 100; // 100円 discount = 3; // 3割引 result = price - (price * discount / 10); // 結果 System.out.println(price); // 「100」と出力