マンガで分かる Java入門講座

第8章 メソッド
8-2. void、引数なし

戻り値のないメソッド、引数のないメソッドについて解説します。

● 戻り値のないメソッド

 メソッドの基本は、「引数」「内部処理」「戻り値」という3つのセットです。しかし、メソッドによっては、戻り値や引数が必要ない場合もあります。

 戻り値が必要ない場合、戻り値の型の所に、空っぽを意味する「void」という単語を書きます。これで戻り値が不要になります。

 戻り値が不要になった際は、returnは書かなくてもよいです。書く場合は「return;」のように、戻り値なしでreturnを書きます。

ソースコード)戻り値のないメソッド
private int n = 0;

public void set(int newN) {
    n = newN;
}

ソースコード)戻り値のないメソッド returnあり
private int n = 0;

public void set(int newN) {
    n = newN;
    return;
}

● 引数のないメソッド

 引数のないメソッドは、メソッド名の後の「( )」の中身を空にすれば作れます。

ソースコード)引数のないメソッド
public int get() {
    return n;
}

● 戻り値も引数もないメソッド

 戻り値も引数もないメソッドも作れます。その際は、戻り値の型を「void」にして、引数の「( )」の中を空にします。

ソースコード)戻り値も引数もないメソッド
public void up() {
    n++;
}

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/05/30  更新:2015/08/09  [Permalink]