「進数」は数字の数え方です。普段使っている10で桁が上がる数え方は「10進数」と呼びます。これは人間の手の指が10本なので、利用されている数え方です。
0 1 2 : 9 10 11 12 : 99 100
対してコンピュータでは「2進数」という数え方を利用します。これは、2で桁が1つ上がる数え方です。2進数は機械で表現しやすい数え方です。スイッチのオフを0、オンを1として表現できます。
0 1 10 11 100 101 110 111 1000
また、2進数の0、1で表す単位(1桁分)を「bit(binary digit)」と呼びます。
1……1bit 11……2bit 111……3bit 1111……4bit
Windowsなどのパソコンは「ハードディスク」と言う装置にアプリケーションの実行ファイルやデータを保存しています。そして、アプリケーションが実行されると「メモリ」という装置に、そのデータが読み込まれて、「CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)」という場所で計算を行います。
メモリは、ハードディスクと同じように情報を格納する場所ですが、ハードディスクよりも圧倒的に高速です。プログラムの基本的な動作は、このメモリ上の情報をCPUで計算して、再びメモリに書き込むというものです。
メモリは、コンピュータが計算などを行う際に、一時的に情報を記録する場所です。
このメモリは、オンオフを切り替えられるスイッチが大量に並んでいるような状態になっています。このスイッチがオフの時は0を、オンの時には1を表します。
この0、1の並びを利用して、コンピュータでは2進数で数値を扱っています。