マンガで分かる Java入門講座

第1章 開発環境の準備
1-3. JDK

開発環境の構築というわけで、JDKの入手とインストールを解説します。

● JDKとは何か?

 「JDK」は、「Java Development Kit」(Java開発キット)の略です。Javaでアプリケーションを開発する際は、まずこのアプリケーションをダウンロードしてインストールする必要があります。

 JDKには多くの実行ファイルが入っています。その中でも特に重要なのは「Javaコンパイラ」と「Java仮想マシン」です。


● Javaコンパイラと中間ファイル

 Javaコンパイラは、人間の書いたプログラムを、Java用のファイルに変換します。この作業を「コンパイル」と呼びます。また、こういった作業をするアプリケーションのことを「コンパイラ」と呼びます。

 Javaでは、人間用のプログラムの拡張子は「.java」で、Java用のファイルの拡張子は「.class」になります。

 拡張子「.class」のJava用ファイルを「中間(言語)ファイル」と呼びます。また、このファイルに書いてあるコンピュータ用の命令を「中間言語コード」と呼びます。

 Javaコンパイラは、ソースコードから、この中間ファイルを作成します。


● Java仮想マシン

 Java仮想マシンは、Javaコンパイラが作った中間ファイルを読み取り、動作させるアプリケーションです。Javaコンパイラで変換したファイルは、Java仮想マシンが動作するコンピュータならどこでも動作します。


● JRE

 パソコン上でJavaのプログラムを実行するには、JDKを利用する以外に、もう1つ方法があります。それは「JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)」をインストールすることです。


● 日本語ドキュメントの入手

 Javaの開発者用の日本語ドキュメントは、以下のURLで入手できます。

リンク)日本語ドキュメント 入手先

 この中で特に多く利用するのは、「APIリファレンス」になります。このドキュメントは、解凍したドキュメントの、下記のパスから閲覧できます。

パス)Java SE API
api\index.html

● 日本語ドキュメントのオンラインからの利用

 ドキュメントは、オンラインからも利用できます。

リンク)Java Platform, Standard Edition 8 API 仕様

リンク)Java Platform, Standard Edition 7 API 仕様

この講座のマンガ部分は「箱人形マンガ(Box Comic) 」で作成しています。
作成:2013/04/24  更新:2016/02/09  [Permalink]